皆さんは、犬や猫などペットを飼われているでしょうか?
毎日の生活を共にする中で、普段と歩き方が違う、いつもより元気がないなど、ペットの体調の変化を見逃さないことが大切ですが、食事の量が減ってきたり、食べにくそうにしている場合は、歯周病の可能性があります。
人と同じようにペットも毎日食事をするので、ペットの歯磨きが不足すると歯周病のリスクが高まります。
ペットの歯周病も人間と同じメカニズムで、食べカスなどが原因でお口の中に細菌が増え、細菌の影響により歯ぐきが炎症を引き起こし、最終的には歯を支えることができなくなり、歯が抜け落ちてしまいます。
また、お口の中の細菌は、毛細血管を通じて全身に周り、大きな病気の要因にもなります。
ペットの歯磨きは、徐々に慣らしていく事が大切なので、初めはガーゼなどで軽く歯を擦る程度にし、その後歯ブラシを使うのが推奨されているようです。
また、ペットも定期的に動物病院で歯石除去や歯のクリーニングをしてもらうことが、いつまでも食事を楽しんで暮らしてもらうためにも大切になります。
2024年11月号vol.80
ペットと歯周病
2024.11.10