世界で認知症を発症されている人は、約5,000万人いると言われており、その数は、2050年までに1億5,200万人までに増加すると推計されています。
認知症の予防や治療については、様々な研究が進められていますが、近年、口腔の健康状態の低下と認知機能低下や認知症発症との関連が多くの研究から明らかになっています。
グラフでは、口腔の機能ごとに、どのくらいの認知機能低下が確認できたかを男女別で示しています。
飲み込む(嚥下機能)、噛む(咀嚼機能)、口腔乾燥、歯の喪失の4つの機能が低下している人は、良好な人と比べると認知機能の低下が発症するリスクが高いことが分かります。
健康な口腔機能を維持することは、脳を含めた全身の健康につながります。
2025年2月号vol.83
認知症予防につながる口腔機能
2025.2.10
