皆さんは、口腔機能発達不全症をご存知でしょうか?
口腔機能発達不全症は、18歳未満の子どもで生まれつきの問題がないにも関わらず、食べる、話すなどのお口の機能が十分に発達していない状態を言います。
小児期での「食べる」「飲み込む」「話す」「鼻で呼吸できる」などの口腔機能の発達・発育不足の状態は「口腔機能発達不全症」と診断され、その数は年々増加傾向にあります。
口腔機能発達不全症の子どもは、顎が正しく発育されないため、歯並びが悪くなるほか、正常な気道の確保も難しくなることで鼻ではなく口で呼吸することが多くなったり、姿勢も悪くなる特徴があります。
顎の発育や呼吸、姿勢は、将来の健康にも影響してくることが多いため、お子様のお口の機能を正しく成長させていくことが大切です。
2025年3月号vol.84
発育と口腔機能発達不全症
2025.3.10
