マリモは、昭和27年3月29日に国の天然記念物に指定されたことから、3月29日は「マリモの日」となっています。
マリモは、北海道をはじめ、青森県や秋田県、山梨県などの北半球に広く生息していますが、天然記念物に指定されているのは、北海道の阿寒湖に生息しているマリモだけです。
阿寒湖のマリモは球体なのに対して、その他の地域のマリモは、丸い形をしているわけではなく「繊維状の緑藻」が集まって丸い形を作り出しています。
阿寒湖のマリモだけが球体で育つ理由として、地形や風、水の流れ、湖底の環境など、様々な条件が揃うことと考えられていますが、現在でも解明はされていません。
阿寒湖のマリモは、国の天然記念物のため、捕獲や販売はできないので、お土産屋さんで販売されているマリモは、実は他の地域で仕入れたマリモを丸めて販売しているようです。