銀歯のむし歯治療を受けた場合、その耐用年数は平均5~7年という調査結果がありますが、これは耐用年数を過ぎると銀歯が割れるなど壊れてしまう訳ではありません。
歯と全く異なる素材の銀歯(金属)を装着するため、治療後5~7年以内には歯と銀歯に隙間が生じ、その隙間から細菌が侵入することで、再治療が必要になることが耐用年数とされています。
セラミック素材は、最も歯に近い素材であり、特殊な接着システムも可能になることから、耐用年数は15~18年というデータがあります。
むし歯治療は、むし歯菌によって歯の腐ってしまった部分を削り取るため、治療のたびに歯は小さくなってしまいます。
また、5年ほど経過した銀歯を外すとほとんどの場合、銀歯の下は大きなむし歯になっており、再治療をしても最初の治療のときよりも早くむし歯が再発するため、歯の寿命が短くなる可能性があります。
全てのケースでセラミックが最善とは限りませんが、むし歯を繰り返さないための治療法を選択することが大切です。