全身の健康に関係するお口の健康ですが、前号(4月号vol.13)では、歯周病と糖尿病の関わりをお伝えしました。
皆さんは、歯周病と脳梗塞(のうこうそく)などの脳血管疾患にも、関わりがあることをご存知でしょうか?
脳血管疾患による平成27年の死亡数は11万1973人で、死亡総数の8.7%を占め、死因順位は第4位となっています。
脳血管疾患には様々な要因がありますが、近年では歯周病との関連も報告されています。
『歯周病菌』が、口の中の血管から体内へ入り込むことが要因となる場合もあり、歯周病の人はそうでない人の2.8倍も脳梗塞になり易いと言われています。
特に高血圧、高コレステロール、中性脂肪が高めの方は、脳血管疾患予防のためにも歯周病の予防や治療はより重要となります。
毎日の生活の中での歯ブラシのほかに、フロスや歯間ブラシを使用し、定期的に歯科医院でお口のメンテナンスをすることが歯周病予防、さらには脳梗塞の予防につながります。