これからの季節は、クリスマスやお正月など美味しい食事のイベントが多くなりますが、体調を考えて食事制限をされる方もいるかと思います。
美味しい食事に関係する病気といえば「痛風」ではないでしょうか?
痛風は、血液中の尿酸が増加して関節内に尿酸の結晶をつくり、足の指などに激しい痛みを感じる関節炎を起こす病気です。
痛風になると、美味しい食事の摂り過ぎ、ビールの飲み過ぎ、魚卵の食べ過ぎなどと言われますが、少し誤解があるようです。
痛風の原因となる「尿酸値の上昇」は、飲食だけではなく、遺伝的要因やストレス、薬剤の影響、腎機能低下や血液の病気が影響することもあります。
痛風の原因となる「尿酸値の上昇」の要因となる『プリン体』は魚卵に多く含まれていると言われていますが、魚介類を比較すると、食材100gあたりのプリン体は、
【いわし:約210mg】【エビ:約195mg】【マグロ:157mg】で「いくら」は約3.7mgしか含まれていないため、痛風への影響は少ないと言えます。
また、尿酸値を抑えるためには、ジョギングやウォーキング、水泳などの有酸素運動が有効です。
現代では、健康について様々な情報が溢れていますが、正しい知識を得ることが大切です。