左ページでもお伝えしたように、お口の健康と全身の健康には深い関係性があります。
歯周病が、全身疾患に影響する場合もあり、糖尿病の合併症の一つに歯周病があげられています。
成人の糖尿病で多い2型糖尿病は、体内でインスリンの働きが不十分になり、免疫システムの低下が起こります。
免疫力の低下によって、糖尿病患者はインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。
また、お口の中も同様に免疫力が低下することで、糖尿病患者は歯周病に2倍以上かかりやすくなり、歯周病の進行も早くなります。
そのほかにも、重度の歯周病の場合、血糖のコントールが悪くなるなど、歯周病と糖尿病には大きな関係があります。
歯周病の改善により、血糖のコントロールが改善する場合も多いことから、糖尿病を患っている方にとって口腔ケアはさらに重要になります。糖尿病は、40歳代から急速に増えますが、早い時期からの歯周病予防が発症リスク軽減につながります。