年齢を重ねていくほどに、食べ物を噛むことや飲み込むことが困難になる「咀嚼機能不全」「摂食嚥下障害」に進行してしまう場合もあり、その前の段階を「口腔機能低下症」といいます。
歳を重ねると全身の病気や歯を失うなどの要因によって、感覚、咀嚼(そしゃく)、嚥下(えんげ)、だ液分泌などの口腔の機能が低下してしまう方がいらっしゃいます。
10年20年前に比べて、上表の項目に心当たりはないでしょうか?
口腔機能低下症は、体力などと同じように長い年月をかけて徐々に低下していくのと同じように、口の周りの機能が少しずつ低下していきます。
お口周辺の運動機能は、食事(咀嚼、嚥下)などの生きることに直結するほか、表情筋でもあるため顔のたるみなど見た目にも変わる場合があります。
これまでと変わらない生活を送るためにも、口腔の機能を意識した生活が大切です。