「口腔機能発達不全症」という言葉を聞いたことはありますか?
「口腔機能発達不全症」とは、口腔機能の「食べる」「話す」「呼吸する」という運動が発育の遅れから正常に機能していない状態のことを言います。
近年では、ご飯を奥歯でしっかり噛んで食べることができない、お口がポカンとあいていることが多い、鼻ではなく口で呼吸しているなどの子どもが増加傾向にあります。
口腔機能発達不全症の要因の一つに、食事の変化があげられます。
昔のように噛み応えのある食事は減り、口の大きさに合わせたひと口サイズの食べ物が中心になることで、顎の運動が減ってしまい口腔機能の発育の機会が失われています。
「しっかり噛めない」「呼吸がしづらい」などは、お子様自身が自覚して訴えることは難しいため、食習慣や鼻呼吸を意識した生活を心がけていくことが大切です。