上の画像は、アニメ「サザエさん」の食事シーンですが、現代の食事とは少し違っています。
サザエさんの食事シーンでは「お水」が食卓に置かれていません。
現代の食事では、外食の接客サービスなどの影響により、食卓にお水はセットになりましたが、サザエさんの放送が開始した昭和44年には、まだ食事とお水をセットにする風習はなかったようです。
現代の食事では、水で食べものを流し込む食べ方が多くなっているほか、柔らかい食材や料理も一般的になったことで、噛む回数を減らしてしまう傾向があります。
現代の食習慣は、だ液の分泌の低下だけではなく、顎(あご)の発育にも影響して歯並びが悪くなることもあります。
だ液には、消化機能の促進・自浄作用・抗菌作用・歯の再石灰化促進などの効果があります。
食事中は、食べ物を噛むことでだ液が分泌されるため、「流し込む」ではなく、「しっかり噛んで飲み込む」食習慣にすることで、お口の正しい発育と健康に繋げることが出来ます。