遠い昔から人類とむし歯の戦いは続いており、紀元前450年頃の古代エジプトでは、歯科医療が行われていたことが分かっています。
また、1723年には、現代歯学の祖先と言われるフランスの医師ピエール・フォーシャルによって、歯科医療に関する論文も発表されています。
日本の歯科の歴史は、1874年(明治7年)に、医師以外の歯科医療を禁じる医制が公布され、医師になるための医術開業試験が誕生し
その翌年に、小幡英之助が受験に合格したことで、日本で初めての歯科医師となりました。
日本での正式な歯科医学教育は1906年(明治39年)に公立私立歯科医学校指定規則が定められ、1907年(明治40年)に2校の歯科医学専門学校(共立歯科医学校・現日本歯科大学と東京歯科医学専門学校・現東京歯科大学)が設立されたことに始まります。
その後、歯学部は数を増やし、現在では国立と私立を合わせると29校にもなりました。
長い歴史のある歯科ですが、これからも歯科医療に関わる研究が進み、皆様の口腔健康に貢献していくことを期待しています。