むし歯や歯周病などの小さな疾患がドミノを倒すように連鎖することで、全身の健康にとって重大な疾患につながることをご存知でしょうか?
むし歯や歯周病が、大きな疾患につながる要因の一つに「食習慣の変化」があげられます。
むし歯や歯周病によって、歯が残っていてもしっかり食べ物を噛むことができなかったり、歯を失うことで食べにくいものが増えることで、栄養バランスが崩れ、全身の健康にも大きな影響を与えてしまう可能性があります。
下表では、失った歯の数が多いほど、多くの栄養素において摂取量は低下していきますが、お米や麺類、パンなどの炭水化物摂取量だけが増加し、栄養バランスが崩れてしまう傾向を示しています。
歯を失ったまま放置していると、お口の中に様々な影響を与えてしまいます。
放置する期間が長いことで、大きくバランスを崩してしまうと、元に戻すためには矯正治療を行うなど、長い治療期間と治療費がかかります。
むし歯や歯周病の治療と同じく、歯を失った場合には、どのようにそれを補うのか、将来の健康につながる治療法を考えることが大切です。