日々の生活の中で、顎(あご)を動かしたときに、違和感や痛みを感じたことはないでしょうか?
当院にも、このような症状を抱えた患者様が来院されることがありますが、これらは「顎関節症(がくかんせつしょう)」の場合が多く、顎関節症が原因となって頭痛や肩こりなどを併発してしまうこともあります。
日本における顎関節症の罹患率は3~15%と言われ、年齢や性別を問わず発症する身近な問題でもあります。
顎関節症で特に多い「顎が痛い」「口を大きく開けようとすると痛い」という症状は、顎の筋肉が炎症を引き起こしていることが原因です。
また、「顎を動かしたり口を大きく開けたときに音がなる」場合は、顎の関節の骨と骨の間にクッションのような役割を持つ関節円板(かんせつえんばん)が、変形したりズレていることが原因となります。