歯の神経が、むし歯菌に感染していない小さなむし歯の治療では、むし歯菌に感染してしまった部分を削り取り「詰め物」によって歯を修復する治療を行います。
歯の神経までむし歯菌に感染していない小さなむし歯の治療は、治療期間も短く、治療での痛みを感じない場合もあります。
小さなむし歯治療の詰め物には、保険が適用されるものや保険適用のないものがあり、それぞれに特徴がありますが、生涯自分自身の歯で生活するためには、できるだけ再びむし歯になってしまうリスクを下げる詰め物を選択することも大切です。
初期段階の小さなむし歯をしっかり治療し、治療後は歯磨きと定期的な歯科メンテナンスを受診することで、むし歯の再発リスクを軽減することができます。
治療した歯が、再びむし歯になってしまったり、むし歯になった歯を放置していると、むし歯菌は歯の内部へ進行していき、歯の神経までむし歯菌に感染してしまいます。
歯の神経がむし歯菌に感染すると、神経を取る治療になるだけでなく、神経を失った歯は弱くなり歯の寿命も短くなってしまいます。
2024年4月号vol.73
小さなむし歯治療の詰め物
2024.4.15
