近年、さまざまな企業や社会的にもIT化が加速している中で、現在では、激しい環境変化に対応するためにデジタルを活用し、業務や組織、プロセスなどの質を変化させるDX化(デジタルフォーメーション)が加速しています。
医療分野においてもDXは推進されており、歯科医療でも同様の動きが見られ、自由民主党政務調査会が発表した「医療DX令和ビジョン2030」の中で、医療DXの推進に向けた提言もされています。
医療DXが推進されることで、業務が効率化されるだけでなく、患者様においては、どの病院や歯科医院を受診しても医療機関で患者様が服用しているお薬や既往歴も確認できるため、治療や投薬によるリスクを防ぐことができます。
また、医療機関同士で患者様の情報を共有することもできることで、これまでよりもスムーズな診療が可能になる場合もあります。
そのほかにも、災害時の身元確認などにも効果を発揮することが期待されています。
現在、従来の保険証が今年の12月2日に廃止され、マイナンバーカードが保険証として利用される動きがありますが、患者様にとって有益な取り組みになることを期待しています。
2024年7月号vol.76
新しい取り組み医療DX
2024.8.30