皆さんは、むし歯になりやすい部分をご存知でしょうか?
むし歯になりやすい部分には、歯と歯の間や歯の噛み合わせ部分がありますが、歯周病の方にとっては歯と歯ぐきの境目にも注意が必要です。
歯周病は、歯ぐきが炎症している状態のため、その影響で歯ぐきが下がってしまい、本来は歯ぐきに隠れている歯の下部分が露出してしまう場合があります。
歯ぐきが下がってしまう原因には歯周病のほかに、誤った歯磨きの仕方、歯ぎしりなどもあります。
通常、歯の表面はエナメル質という人体で最も硬い組織で覆われており、むし歯菌などからも歯を守る役割を持っています。
歯と歯ぐきが重なっている部位にはエナメル質はないため、歯ぐきが下がると、むし歯菌などにも弱い歯の下部分が露出することで、むし歯リスクが上がってしまいます。
当院では、正しい歯磨き方法を一人ひとりの患者様にお伝えするほか、定期メンテナンスでは歯周病の予防と改善、むし歯の早期発見につなげております。
2024年7月号vol.76
歯ぐきが下がるとむし歯になりやすい!?
2024.8.30