歳を重ねると全身の病気や歯を失うなどの要因によって、感覚、咀嚼(そしゃく)、嚥下(えんげ)、だ液分泌などの口腔機能が低下してしまう方がいらっしゃいます。
10、20年前に比べて、下表の項目に心当たりはないでしょうか?
このような状態のままでいると、食べ物を噛むことや飲み込むことが困難になる「咀嚼(そしゃく)機能不全」「摂食嚥下(せっしょくえんげ)障害」に進行してしまう場合もあり、その前の段階を「口腔機能低下症」といいます。
10年前に比べると体力が落ちていることに気づくのと同じように、口の周りの機能も少しずつ低下していくため、年齢に合わせた口腔機能の守り方が大切になります。
これまで口腔機能検査は、65歳以上のみ保険適用でしたが、4月からは50歳以上の方に適用年齢が引き下がりました。
より早くご自身の口腔機能を知ることで、将来の食事や会話を支える口腔機能維持に努めることができます。
口腔機能低下症や口腔機能検査については、当院スタッフまでお気軽にお尋ね下さい。
2024年11月号vol.80
歯だけではなく口腔の機能も守る
2024.11.10