近年では、睡眠時の口呼吸が原因となるイビキから引き起こされる睡眠時無呼吸症候群が全身の健康に与える問題が知られるようになったことで、睡眠時の鼻呼吸を促すために、口にテープを貼り睡眠の質を向上させる「マウステーピング」の話題を耳にすることも多くなりました。
マウステーピングの有効性について、カナダの研究グループが調査したところ睡眠時無呼吸への効果はほとんど認められませんでした。
また、花粉症や風邪、扁桃腺肥大など鼻詰まりがしやすい状態や、嘔吐する可能性がある場合には、マウステーピングが原因となり、酸欠や窒息のリスクが高まると言われています。
マウステーピングについては、有名人が推奨されたり、ネットやSNSでも紹介されていますが、効果については科学的に証明されていないことや、使用するリスクがあるため、安易に使用することはお勧めできません。
睡眠時のイビキや無呼吸に不安がある場合は、無呼吸症候群専門のクリニックや循環器内科、耳鼻咽喉科を受診し、医師による診断のもと適切な治療を受けましょう。
2025.10月号vol.91
就寝中のマウステーピングにご注意
2025.10.5