むし歯を予防するためには、毎日の歯磨きや定期的に歯科医院での検診やお口のメンテナンスが欠かすことができません。
むし歯は、歯の痛みだけでなく、進行すると歯の神経も失ってしまうことで歯の寿命にも影響しますが、歯だけでなく脳にも影響を与えることをご存知でしょうか?
国立循環器病研究センターの猪原匡史部長によると、むし歯菌の一種であるミュータンス菌の中に「Cnm」という特別なタンパク質を持つ、いわゆる「悪玉タイプ」が存在します。
この悪玉タイプを持っている人は、持っていない人に比べて脳の小さな出血(微小出血)が非常に多いことが明らかになりました。
通常のミュータンス菌でも脳の出血リスクは約5倍になるところ、この「悪玉」ミュータンス菌を持っている場合は、20倍にまで上がると言われています。
さらに、微小出血が多いと認知症や脳卒中、高血圧のリスクが上がる可能性も示唆されています。
むし歯から歯を守ることは、全身の健康を守ることにもつながります。
2025.11月号vol.92
むし歯で認知症リスクが上がる!?
2025.11.5